読む前に結論!
- この記事はユニバーサルオーバーオールの歴史とロングセラーのアイテムを解説しています。
- これを読むと、ユニバーサルオーバーオールのかっこよさと歴史の深さが分かります。
- 是非、最後まで読んでみてください。
本格的にブレイクしている、アメリカンワークウェアの『ユニバーサルオーバーオール』
アメリカ国内でも根強い人気を誇るシカゴの老舗です。
ユニバーサルオーバーオールの歴史
1924
オーストリアからの移民である、マックスとジョー・エッカーリングという兄弟がアメリカのシカゴでUNIVERSAL OVERALLを創業。
シカゴのルーズベルト通りに面した建物の3階を借りて、ワークウエアの製造を始めました。
20年代の時代背景
アメリカの1920年代は、狂騒の20年代と言われています。
まず、第一次世界大戦の特需による好景気。
経済成長は上昇し、世界最大の債権国に発展。
社会、芸術、文化に力強さが増した時代です。
大衆の生活は大量生産・大量消費の生活様式が確立し、黄金の20年代とも呼ばれます。
そして、1929年のウォール街の暴落がこの時代の終わりを告げて、世界恐慌の時代へと入っていきます。
詳しくは、こちらの記事に書いてます。
消費者の需要が高まり、製造業が拡大した結果、労働者が増え、ワークウェアが求められました。
ビブオーバーオール
時代の流れから、彼らは、ビブオーバーオールのニーズに気づき、『UNIVERSAL OVERALL COMPANY』という名前でビブオーバーオールを製造・販売しました。
ビブって何?
ビブ(BIB)とは、よだれかけ、前掛け、胸当てなどの意味。
オーバーオールの胸当て部分の呼称です。
胸当ての有無で区別するために、胸当て有りのオーバーオールは、ビブオーバーオールと呼ばれるようになりました。
ビブは単に服の汚れを防ぐだけでなく、道具を入れておくためのポケットにもなります。
当初は主に地元の小売店にオーバーオールを販売していました。
1930年代
ビジネスが拡大するにつれ製品ラインも増える。
ワークシャツ、カバーオール、ショップコートなども販売するようになりました。
ちなみに、20〜70年代まで、アメリカのワークウエアやワークパンツにはユニオンチケットというチケットが製品の内側に付きます。
ユニオンチケットは、約50年続くディティールで当時のユニバーサルオーバーオールや他のブランドのシャツなどでも確認できます。
現代に続く
創業当時からユニバーサルオーバーオールは、ファッション的な格好良さよりも、耐久性や動きやすさを重視していました。
現在、アメリカでは耐久性や動きやすさを必要とする自動車メーカーなどの多くのワーカーに使用されています。
2019
日本初の旗艦店が原宿にオープン。
外観は、レンガ調でシカゴの本社をイメージさせます。
実際に本社で使われていたミシンやキャビネットなどを配置しており、当時の歴史を感じることができます。
創業して約1世紀という歴史は伊達ではなく、タフでデザイン性が高く、リーズナブルという三拍子が揃ったアイテムを提供しています。
『ユニバーサルオーバーオール』が人気な理由
理由は、大きく3つ
- リーズナブルなプライス設定
- ワークブランドならではの堅牢なモノ作り
- アイコニックなブランドロゴデザイン
ワークブランドならではの堅牢なモノ作り
『ユニバーサルオーバーオール』が展開しているのは、リアルなワークウェアが基本。
そんなヘビーでタフなブランド背景が評価され、男女問わず着られるようになりました。
リーズナブルなプライス設定
タフな作りだけでなく、リーズナブルな価格帯にもこだわっているのが大きな魅力の1つ。
アイコニックなブランドロゴデザイン
ブランドを象徴するオレンジのタグも人気を高めている要因のひとつ。
全体的なデザインがオーセンティックでシンプルだからこそ、ロゴがアクセントとして引き立ちます。
ユニバーサルオーバーオールの象徴
3大ロングセラーアイテム
- カバーオール
- インダストリアルパンツ
- リュック
これを見れば、ユニバーサルオーバーオールが単なるウェアではなく、アメリカを支えたリアルなワークウェアブランドであることが分かります。
カバーオール
シルエットが美しく、4つのパネルポケットで実用性もプラス。1着あると助かるアイテムです。
タフでいてリラックスした着心地なので様々なシーンで着用可能。
左裾のポケット口に着けられたスクエアのタグや、オリジナルロゴ入りのドーナツボタンがアクセントとなっているところが、ユニバーサルオーバーオールのさりげない拘り。
耐久性に優れるポリエステル65%×コットン35%のTCツイル生地を使用しているところがワークブランドならではです。
インダストリアルパンツ
ブランドを代表する定番ワークパンツ。
フロントは着脱しやすいジップフライ仕様で、両サイド・バックにポケットがついています。
ゆとりはありつつも決して太過ぎない絶妙な太さのパンツ。
リラックス感のある穿き心地ながらも見た目はすっきりな印象を与え、武骨なイメージに偏らずオールマイティに着こなせます。
素材はカバーオールと同じTCツイル生地で、長年の愛用が可能なワークパンツらしいタフさを備えています。
リーズナブルなプライスでありながら、クセのない万能シルエットで使い勝手に優れたパンツです。
同じTCツイル生地のパンツでRED KAPのパンツもかなり評判がいいので、時間ある時に読んでみるといいかもです。
リュック
シンプルなデザインでも機能性抜群。
ユニバーサルオーバーオールのリュックは、たくさん種類があって迷うことが多いのが、デメリットです。
リュックの形を決めても、カラーが豊富なので、さらに悩むことになると思います。
形がとても綺麗で男女問わず使えるリュックです。
値段は、7000円からとリーズナブルなので、手が出しやすいですね。
ユニバーサルオーバーオールまとめ
ユニバーサルオーバーオールは、単なるウェアではなく、約100年の歴史がある、アメリカのリアルワークブランド。
こういうゴリゴリのワーク系のブランドは、どうしても男臭くて、武骨なファッションになってしまいます。
しかしユニバーサルオーバーオールは男女関係なく、カジュアルにサラッと着こなせるところがお洒落ですね。
他にもカッコいいの、紹介していきます。