今回は、1980年代に流行ったファッションや歴史を、ざっくりと解説していこうとおもいます。
特に1980年代は、プレッピースタイル、スポーツブランド、チノパン、スタジャンが流行った時代だと言われています。
好きな方は是非、ご覧下さい。
大体の人が思っていること
- 『知識があんまりないから自信を持って着用できない・・・』
- 『有名人が愛用しているけどどうやって、使いこなしていいかわからない・・・』
- 『種類がありすぎて、どれを選べばいいか分からない・・・』
この記事の可能性
- 学びのある記事なので、ちょっと自信を持って着こなせるでしょう。
- 歴史を知ることで、コーディネートに変化が起きるかもしれません。
- 代表的な種類やおすすめを紹介しますので、欲しいものが見つかるかもです。
時代背景
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1980年代の時代背景は、サッチャリズムやレーガノミックスと言われる経済政策が行われました。
小さな政府と呼ばれる新自由主義経済への幕開けとなります。
新自由主義とは、『小さな政府、市場の自由』を目指す考え方です。
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それまでは国家の経済的介入により雇用や社会保障が守られるべきという考え方(大きな政府)が主流でした。
なぜなら、企業が自由に事業を行う放任主義的な国家のあり方が、世界恐慌をもたらしたという考えがあったからです。
しかし1980年代に経済が停滞してしまい不景気となった為、『小さな政府、市場の自由』を求める声が高まり、世界的に新自由主義経済(小さな政府)への道が開かれました。
プレッピースタイル
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プレッピーとは、アメリカ東部の名門私立校の制服をルーツとしたファッションを指します。
プレッピーには『お坊っちゃん』という意味があり、シンプルでありながら上品なスタイルが特徴です。
代表的なアイテムには、エンブレムブレザー・ポロシャツ・ボタンダウンシャツなどがあります。
アイビースタイルと似ていますが、アイビースタイルより少し着崩してよりカジュアルになります。
プレッピースタイルの外見的特徴
- シンプルでありながら上品な雰囲気
- エンブレムブレザー
- ポロシャツ
- ボタンダウンシャツ
- アイビースタイルよりカラフルなアイテムが多く、サイズ感もルーズ。
そして、当時の親世代はアイビーリーグが流行っていた世代です。
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子供のファッションを見て微笑んでいるのが想像できますね。
ちなみに日本では『ニュートラ』と呼ばれることが多いです。
チノパン
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出典:Wikipedia
チノパンとは、チノクロスパンツの略のことです。
プレッピースタイルにはチノパンがセットでコーディネートされることが多いです。
なぜなら、プレッピースタイルに影響を与えているアイビースタイルは、1970年代までアイビーリーグでデニムを穿くことを禁止されていたからです。
スポーティで活動的なプレッピースタイルにチノパンが選ばれるのも自然の流れだといえますね。
スポーツファッション
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80年代、特にメンズに人気だったファッションアイテムがトレーナーです。
トレーナーは今でいう『スウェット』と呼ばれたり、『クルーネック』と呼ばれています。
もともとスポーツのトレーニング用に使われていた衣類です。
当時流行っていたトレーナーは大きなロゴ、太い文字が特徴です。
色合いは紺色や灰色といった落ち着きのあるものから、奇抜でカラフルなものまで親しまれていました。
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そして、これまでは一部の層だけが使用していたアディダス・ナイキ・フィラなどのスポーツブランドが、ファッションアイテムとして浸透しました。
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特にadidasはHIPHOPの影響で大流行しました。
スタジャン
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スタジャンとはスタジアムジャンパーの略で、和製英語です
発祥はアメリカのベースボールと言われており、スタンバイ中の選手の肩を保温しておくために、袖の部分を革にデザインしたことがきっかけと言われています。
ちなみにアメリカでは、スタジアムジャンパーのことをこう呼びます。
- アワードジャッケット
- バーシティージャケット
- レターマンジャケット
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何故、アワード(賞)とかバーシティ(代表チーム)と呼ばれるの?
スタジアムジャンパーの特徴の一つにワッペンやパッチが目立つ様にデザインされています。
当時、スタジアムジャンパーを大学のイニシャルや、卒業年度などのワッペンやパッチを張り付けて、カスタムするのが流行りました。
更にカスタムが進み、スポーツの試合やコンクール等の優秀な成績も自由に加えるようになります。
そこから生まれた勲章のようなジャケットは、やがてアワードジャケットやバーシティジャケットと呼ばれるようになりました。
ちなみに日本では、1980年代から90年代に、社会現象を巻き起こした『セーラーズ』というアパレルブランドがあります。
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マイケルジャクソンが着ていたことで一気に流行したみたいですね。
映画『BACK TO THE FUTURE』
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映画の内容をざっくり解説すると、1985年から1955年にタイムスリップする話です。
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以上。
注目するべきポイントは、主人公のマーティのファッションがカッコいいところでしょう。
個人的には、この映画の影響もあって日本は、スタジャンが流行したのではないかと思っています。
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それくらい格好いいですし、この映画のファッションに注目すると格好いい洋服が次から次へ出てきて欲しくなります。
50年代の雰囲気も見れますからね。ストーリー的にも面白くて好きな人多いですよね。
1980年代の終わり
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1980年代という時代は、一言でいうと、『ファッションで自分を表現出来るようになった時代』だと思います。
「ニュートラ」「ハマトラ」「ボディコン」「プレッピー」「オリーブ少女」「ポパイ少年」「キャリアファッション」「カラス族」……ファッションの方向性がそれぞれのその人の好みや属性を表します。
今までのファッションは社会的影響や歴史を背景にしたファッションでしたが、この1980 年代は、より個人のお洒落を求めたりライフスタイルに合わせたファッションだったりします。
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この辺が独特で面白いですね。
90年代も、よりファッションが多岐にわたります。個人的には、音楽の影響を受けたファッションがかなりカッコよくて好きです。