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1970年代の歴史やファッションをざっくり解説

14/01/2021

tar

●アメカジ歴15年
●174cm
●着用イメージやサイズ感の参考に。
●実際に使用して、良かったものを記事にしています。

今回は、1970年代に流行ったファッションや娯楽を、ざっくりと解説していこうとおもいます。

特に1970年代は、パンクアメリカンニューシネマ、日本車が流行った時代です。

時代背景

1970年代、アメリカ経済は失速へ

過去の記事を見ると分かりますが、50年代と60年代は、好景気だったアメリカでしたが、1970年代は、不景気と言われています。

何故、不景気といわれるの?

これには、ざっくり2つの出来事が関係しています。

ニクソンショック
オイルショック

ニクソンショック


1960年代に起きたベトナム戦争が予想よりも泥沼化、長期化したことによって70年代は、国内の経済成長が減速しました。

1971年には「ドルと金との交換比率を固定し、各国通貨はドルとの交換比率を固定することで通貨の裏付けとする」という全世界の中心は米国であるというようなブレトン・ウッズ体制を放棄しました。

オイルショック

1973年にオイルショックが起きます

第四次中東戦争が勃発して、石油輸出国機構の産油している6ヶ国が、原油の価格の引き上げ(+70%)を行いました。

数か月後、さらに原油の価格の引き上げ(+200%)を行い、国民の生活を圧迫します。

石油価格を政治理由で利用されることで世界中が混乱しました。

日本車が評価される

上記2つの影響から、アメリカではお金と石油は、かなり貴重なものとなり価値観も変わっていきます。

その中で、オイルショックを機に燃費が悪いアメリカ車よりも、燃費が良い日本車が評価されて、普及していきました。

また、70年代はこれ以降、様々な経済政策を試みていますが、いずれも不振に終わり物価が上昇します。

オイルショックの影響で評価

燃費が悪いアメリカ車燃費が良い日本車

さらに、石油化学製品を中心に生産活動が抑制され、結果として景気は停滞して、失業率が高くなりました。

50年代に流行ったテールフィンの車は、少なくなっていきます。

tar

そんな不景気な時代に流行ったファッションがあります。

ヒッピー

ヒッピーは1960年代後半にアメリカで生まれた文化で、それまでの伝統や制度にしばられた価値体系を否定し、『ラブ&ピース』の理想を掲げた運動をしていました。

現代化する社会の中で、ヒッピーたちはあえてキャンプで生活したり、仕事をせずに旅をして過ごしていました。

ヒッピーファッション

ヒッピーファッションは、アメリカ発祥で流行った『民族的でラフなファッションスタイルのことを言います。60年代にブームとなったヒッピーは、70年代前半にも続きました。

外見的な特徴としてはフリンジ付きのアイテムや、裾が大きく広がったベルボトムのデニム、民族柄のアイテム等が多くありました。

フォークロアと呼ばれる民族柄の洋服をきていたことから、フォークロアファッションともよばれます。

髪型が男女ともに長髪で、細かいパーマにヒッピーバンドと呼ばれるヘアアクセサリーが流行っていました。

ヒッピーの外見的特徴

  • フリンジ付きのアイテム
  • 裾が大きく広がったベルボトムのデニム
  • 民族柄のアイテム
  • 髪型が男女ともに長髪
  • 細かいパーマにヒッピーバンドと呼ばれるヘアアクセサリー

サイケデリック

サイケデリックファッションとは、ビビッドな色合いと大きな花柄などを使ったファッションのことを言います。

サイケデリックとは、幻覚剤によってもたらされる幻覚を想起させるさまのことを言い、それを連想させるファッションとしてこのスタイルが生まれました。

70年代にサイケデリックファッションが流行ったのは、ヒッピーたちが好んで大麻などを使用していたことにも関係があるといわれています。

保守的なロンドンから生まれたパンク

1970年代のロンドンでは、伝統・正統とされる服の着方に関わる上流階級のルールが残っていました。

その保守的な美しさに対する醜さ、汚さから生まれたのがパンクです。

パンク

出典:Wikipedia

1970年代後半には、イギリスの『セックス・ピストルズ』というバンドが、パンクバンドブームを引き起こします。

セックスピストルズは反体制的、挑発的、暴力的な音楽や、当時かなり親しかったヴィヴィアン・ウエストウッドのデザインした過激な衣装を着て活動していました。

その後、イギリスの一部の熱狂的な支持から始まり、やがて労働者階級を中心に話題を集めファンを獲得しました。

テレビで放送禁止用語を連発するなど、何かと話題を作り、一つのムーブメントとなっていきます。

パンク背景

パンクはヒッピーやサイケデリックとはかなり雰囲気が違います。

しかし、パンクにある背景は自由を求めて、社会を批判する精神があります。

tar

なのでパンクもヒッピーと似ていて、同じカウンターカルチャー(対抗文化)とも言えます。

そしてパンクバンドの流行とともに、パンクファッションは確立されていきました。

パンクファッションの特徴

外見的特徴は、鋲を打った革ジャンや、引き裂かれたTシャツやジーンズ、安全ピン、逆立てた髪などです。

パンクは仕立ての良い服、高級ジュエリーといった上流階級を象徴するものに対立する存在として認識されました。

外見的特徴

  • 鋲を打った革ジャン
  • 引き裂かれたTシャツやジーンズ
  • 安全ピン
  • 逆立てた髪

70年代の多用な色使い

70年代のファッションスタイルを見ていくと、どのスタイルにも共通するポイントが多用な色使いです。

特に原色に近い色のアイテムを積極的にコーデに取り入れています。

このような色使いになったのは繊維を作るための原材料不足と言われており、この当時の古着は、セーターやシャツなども派手な色が多いのが特徴です。

トンボメガネ

70年代の象徴

1970年代に大人気だったフィンガー5のヴォーカルあきら君や、アニメのど根性ガエルのヒロシ君が代表的ですね。

とんぼの目の様に大きくてまん丸のレンズは男女問わず人気で、メガネが大きい分、小顔効果も期待できます。

アメリカン・ニューシネマ

アメリカン・ニューシネマとは1960年代の後半から70年代にかけて制作された、ベトナム戦争や社会体制に対して反抗的あるいは逃避的な人物を描写した作品を指します。

1970年代は、泥沼化するベトナム戦争への徴兵がありました。

一般家庭にテレビが普及していて、テレビを見ると戦死者の数が目に入ります。

生活面においても不安定な事がたくさんあり、いつ徴兵されるか分からない若者達は怯えながら生活していました。

政治と経済の信用は無くなり、社会体制に対する国民の反感は溜まっていました。

70年代の不安定要素

  • ベトナム戦争
  • 雇用率の低下ベトナム戦争
  • オイルショック
  • 物価の上昇

共感を生んだ反抗する主人公

このような時代背景から、誕生したアメリカン・ニューシネマ。

主人公はスクリーンの中で反抗し、逃避し、自滅する主人公達は、当時のアメリカ人の共感を大いに獲得しました。

代表的なアメリカン・ニューシネマ

  • 俺たちに明日はない
  • イージーライダー
  • いちご白書

当時の映画を見ながら雰囲気や服装も見てみると面白いです。

tar

イージーライダー見ましたが、自由の意味を考えさせられる素晴らしい映画です。

あと分かる人には分かりますが、この映画を見たあとは、テキーラの飲み方が変わります。

1970年の終わり

1970年代のアメリカも激動でしたね。

個人的にはオイルショックによる不景気繋がりで世界を巻き込んだ所が、世界恐慌と被ります。

tar

歴史は繰り返すと言いますが、確かにそうかもと思ってしまいますね。

1980年代は、HIP-HOP好きやストリート好きな方は、より楽しめると思います。

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