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チャンピオン【リバースウィーブ】タグの年代判別。現行赤タグ青タグの違いとヴィンテージタグとの見分け方

18/12/2021

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●アメカジ歴15年
●174cm
●着用イメージやサイズ感の参考に。
●実際に使用して、良かったものを記事にしています。

チャンピオンのリバースウィーブは、年代によって、タグのデザインや素材が変わったり現行品には、2種類のタグが存在したりと分かりにくいので、まとめてみました。

タグから分かる年代判別


ヴィンテージのリバースウィーブは、タグによって年代判別ができます。

代表的な3種類のタグ

  • 単色タグ
  • トリコタグ
  • 刺繍タグ

【前期】単色タグ 70年~80年

素材:コットン90%、ポリ10%

タグのカラーは、赤、青、緑、黄、黒の5種類あります。

当初コットンと一緒に使われたポリエステル。

ポリエステルは丈夫で光沢もあって美しいですが、太陽熱に弱く、日焼けによる変色が多いです。

【後期】単色タグ 76 ~81年 

素材:コットン90%、アクリル10%

1976年にはポリエステルからアクリルに変更されています。

アクリルには保温性と耐久性があります。また柔らかいので、肌触りが良い生地となります。

そして、ポリエステルのデメリットである太陽熱にも強いという特徴があります。

弱点としては伸びやすいことと毛玉が少し出来やすいくらいで、ポリエステルより優秀な素材として、1976年以降のリバースウィーブではアクリルが使われ続けています。

トリコタグ 81~90年

素材:コットン89% アクリル8% レーヨン3%

※タグのデザインや素材に複数の種類があります。

この時期から商品によって、レーヨンも少し混ぜられるようになります。

レーヨンは吸湿性、放湿性に優れていて、着用によるベタつきがないです。

また独特の光沢としなやかで豊かなドレープ性(衣服が身体に優美にまとわり、ゆったりとした襞(ひだ)が入る性質)があるのが特徴です。

もちろんデメリットもあり、水に濡れると強度が落ちてしまい縮みやすくシミにもなりやすいです。

刺繍タグ 90年代

素材: コットン90% アクリル10%

※ コットン89% アクリル8% レーヨン3% もあります。

90年代以降はタグが刺繍になります。

90年代後期からメキシコ製が作られます。

昔は、すぐに手に入る手頃なスウェットとして、流通していましたが、80年代のリバースウィーブ(トリコタグ)が高騰したことによって、吊られて90年代のリバースウィーブも手に入れづらくなってきています。

00年代~現行タグ

00年代からの特徴は、アメリカ以外からの製造国が記載されます。

ネットや古着屋で購入する際は、ヴィンテージと間違えて購入しないように注意しましょう。

購入する際は、タグに記載されている製造国は一度確認したほうが良いと思います。

現行品の復刻タグ

現行品のチャンピオンリバースウィーブには、復刻版のヴィンテージタグがあります。

復刻タグには、2種類のタグがあります。

2種類の復刻タグ

  • 赤タグ
  • 青タグ

現行品のリバースウィーブのタグ。赤と青の違いは?

タグ
赤タグ
モデル名/品番
REVERS WEAVE made in USA CREW NECK sweat shirts
素材
USA Cotton90%、ポリエステル10%

厚み
12.5オンス
サイズ
サイズ:ジャストサイズは、Mサイズ
身長:174cm60㎏

アイテム紹介
糸、生地、縫製、全てにおいて『made in USA』です。
12.5オンスの分厚い生地とUSAコットン特有のザラっと乾燥した肌ざわりが特徴です。
サイズ設計は、日本規格なので、いつものサイズで問題ないです。
また、ヴィンテージにこだわった作りなので着丈は短め。
購入時の注意としては、ノンウォッシュなので、洗濯の仕方によっては、縮む恐れがあります。


タグ
青タグ
モデル名/品番
REVERS WEAVE made in USA CREW NECK sweat shirts
素材
Cotton90%、ポリエステル10%

厚み
11.5オンス
サイズ
サイズ:ジャストサイズは、Mサイズ
身長:174cm60㎏

アイテム紹介
スマートなシルエットの青タグ。
着丈は赤タグと比べると少し長めです。
洗い工程をしている為、縮みにくい所も嬉しいポイントです。
赤タグと比べると1オンス薄いですが、インナーとして使えるなど幅広い用途があります。
金額も赤タグと比べて半分くらいでリーズナブル。
こちらもサイズ設計は、日本規格なので、いつものサイズで問題ないです。

実際に購入して、サイズ感や縮み具合をしらべてみました。

リバースウィーブ赤タグ青タグの違い一覧

『キング オブ スウェット』と称され、世界中の人々を魅了しているリバースウィーブでした。

リバースウィーブのタグ。ヴィンテージと現行品の違いは?

ヴィンテージは、タグ内に素材の表記があります。

現行品には、素材表記がありませんので判断できると思います。

そもそもリバースウィーブって何?

リバースウィーブとは1934年に誕生した製法の名称です。

製法の名称なので、リバースウィーブには、スウェットだけではなくTシャツやパーカー、パンツなど幅広い商品ラインがあります。

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当時のスウェットシャツは、洗濯や乾燥機に使用によって、縮んでしまうという問題があり、クレームが沢山ありました。

そんな問題を解決する為に、縦に織っていたコットンを横向きに使用する事で、縮みを防いだ『REVERSE WEAVE(リバースウィーブ)』が生まれました。

ポイント

織り生地の縦と横を逆にするという意味から『REVERSE WEAVE』と名付けられました。

リバースウィーブの代表的な3つの魅力

1.縮みに強い

2. エイジングを楽しめる

3.タグの種類の豊富さ

1.リバースウィーブ最大の特徴は縮みに強い

一般的なコットンの縦に織ったスウェットシャツは、洗濯と乾燥を繰り返すことによって縮んでしまいます。

なぜ縮むのか?

コットンの吸水性が影響しており、洗濯時に吸った水分で膨張した糸が乾燥で元の状態に戻ろうとする時に縮みが起こります。

一方、リバースウィーブは縦に織られたコットンを横に織ることで縦からの縮みを抑えることができます。

横縮みを防ぐ、両脇の縦リブ

両脇に縦リブを使用することで、横縮みにも対応しています。

縦長のリブを使用することによって動きやすくなり、スポーツにも適したスウェットとして、80年以上が経過した今でも、売れ続けています。

2.エイジングを楽しむ

コットンを分厚く頑丈に織ったリバースウィーブは、着込むほどに、段々と柔らかくなっていき自分の体に合ってきます。

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感覚的には、革ジャンの馴染みと似ていますね。

3.タグの種類の豊富さ

リバースウィーブには、タグの種類が豊富なのも魅力の一つです。

年代にも現行品にも数種類のタグが存在します。

タグによる違いが収集癖の心をくすぐりコレクターも数多く存在します。

一枚は持っておきたいリバースウィーブでした。

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