そもそもベイカーパンツって何?って方は、こちら。
超ざっくり言うと、ベイカーパンツとは米軍の作業パンツのこと。
40年代後半に米軍に採用された歴史のあるパンツです。
ベイカーパンツの年代の見分け方
そんな、ベイカーパンツは年代ごとに違いがあり、見分けることが可能です。
今回はヴィンテージとして評価が高い40年代から70年代までの見分け方を深掘りしていきます。
1940年代後半〜1950年代前半
生地は、HBT(HERRING BONE TWILL ヘリンボーンツイル)を使用したパンツです。
ボタンは13スターメタルボタンを使用しており、フライ部分もジッパーフライかボタンフライ(13スターメタルボタン)です。
アウトサイドシームとインサイドシームは、ダブルステッチで頑丈に縫製されています。
その他の大きな特徴として、ウエスト部分に付くサイドアジャスターがついているモデルもあります。
1960年代中期には姿を消す、珍しいディテールです。
この年代の状態の良いベイカーパンツには、なかなか出会えないかと思います。
もし出会えば、歴史的に価値のあるパンツなので、買いたい一枚です。
50年代後期
初期型と呼ばれる古い年代は、内側のラベルがステンシルで、Small Medium Largeと表記されます。
またボタンはツヤの無い茶色の尿素ボタンが使用され、フライ部分は、ボタンフライで、同じ尿素ボタンが使用されます。
60年初期
60年代初期は、内側のラベルにSmall Medium Largeと表記されます。
その後の年代で、インチ表記に変わりますが、サイズ表記はインチ表記に比べて玉数が少なく見付けにくくなります。
ボタンは、ツヤのある緑色の平たいボタンに変更されています。
この緑色のボタンは、1960年代初期から中期頃まで使用されました。
1960年代中期
63年以降のモデルでは、すべて縫い付けられたラベルに変わりサイズ表記からインチ表記へと変わります。
さらにヴィンテージのディテールであるウェストのアジャスターは、この時代を境に省略されていきます。
60年代後期
60年代後期の大きな違いは、ボタンが平ボタンから、ドーナツ型の通称『UFOボタン』に変更されます。
この頃くらいから、ダブルステッチから、シングルステッチへと簡素化されているモデルが続々と出てきます。
ダブルステッチの方が色落ちの当たりなんかも出てきて、履きこむほどに味が出るので、好きな人が多いですね。
シルエットは、60年代後期からテーパードがかかり、より綺麗ですっきりとした印象になります。
70年代
70年代になるほど、簡略化が進みます。
この頃からフライ部分もジッパー仕様に変更となります。
縫い目は、前後のポケット、フラップ共に今までのWステッチから、シングルステッチに変わります。
これも予算の問題や作業効率の問題などが考えられます。
70年代のシルエットは、テーパードがかかっていてワタリ幅と裾幅のサイズが違います。
しっかりと細くなっているのがわかりますね。
年代が若くなるほど、よりテーパードがかかると言われています。
ミリタリーなのにすっきりしたシルエットも人気の一因です。
ベイカーパンツの年代の見分け方まとめ
年代によって特徴が分かりやすいベイカーパンツは常に人気があるパンツです。買い物の際に参考にしてみて下さい。
最近は古着の価格高騰がすごくて、ベイカーパンツも値段が上がってきています。
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