今回のテーマは、『オンス(OZ)』です。
オズの魔法使いとスペルが一緒なので、間違う方も少し多いですが、オズではなく、オンスと呼びます。
この記事の内容
- 服のオンス(oz)に関する知識
- 服のオンス(oz)の高い?厚さ?数値別の特徴
- 実際のTシャツ、パーカーのオンス(oz)表記と注意点
- 服のオンス(oz)とは?高い?厚さ?Tシャツ、パーカー表記の解説まとめ
雑誌やネット通販なんかでよく オンス という言葉をよく目にしますね。
あれは、一言で言うと生地の厚みを表示しています。
こんな経験ありませんか?
- ネット通販でTシャツを購入後、届いてみたら 「 思ったより生地が薄かったな、、、 」
ネット通販は、実際の商品を触って確かめることができないので、こういった経験をしてしまうのも仕方のないことだと思います。
しかし、そんな悩みを解決するのが、 『オンス(OZ)』 という単位を理解することです。
この記事を読むメリット
先程、生地の厚みと説明しましたが、よりオンスの知識を深めることで、商品を選ぶ際の失敗する可能性が、かなり減ると思われます。
そもそも服のオンス(oz)って何?
オンス(OZ)とは、『ヤード・ポンド法』というアメリカを中心に使用されている質量の単位のことです。
面積に対する生地の重量を表しており、1平方ヤード(約90cm四方)あたりの重さは約28.35gです。
ポイント
厚さではなく重さを表す単位ですが、Tシャツなどの生地の厚みの単位としても使用されています。
Tシャツはアメリカから普及したアイテムなので、日本国内メーカーの製品であっても生地の厚さはオンス(OZ)で表記するのが一般的です。
このオンス(OZ)の数値が大きくなるほど質量が重く、生地も厚くなります。
服のオンス(oz)って何なの?
- 『ヤード・ポンド法』というアメリカを中心に使用されている質量の単位のこと
- Tシャツやデニムなどの生地の厚みの単位としても使用されている
- Tシャツはアメリカから普及したアイテムなので、生地の厚さはオンス(OZ)で表記するのが一般的
- オンス(OZ)の数値が大きくなるほど質量が重く、生地も厚くなる。
服のオンス(oz)高い?厚さ?数値別の特徴
オンス(OZ)によってTシャツの着心地がガラリと変わります。
なので、知識や感覚として覚えておくとかなり便利です。
ポイント
オンス(OZ)を知れば目的や季節に合わせてTシャツを選ぶことができます。
3~4.9オンス(OZ)
薄手で柔らかい肌触りが魅力的。
着心地が良く、軽いので夏場におすすめです。
一般的に、3~4オンス(OZ)の生地は非常に薄手で、4オンス(OZ)以下のTシャツの場合、人によってはペラペラだと感じる可能性もあります。
生地が薄い分、製造コストがかかっていないため、どの会社でも比較的安価で販売されています。
白の場合は物によっては、透けますのでインナーを使用するか色付きがおすすめです。
価格が安いのでクラスTシャツやイベントTシャツなどに重宝されるタイプです。
また、機能性を高める目的であえて生地を軽くしている場合もあります。
近年はオンス(OZ)が低い生地でもクオリティの高い製品が増えており、『薄い=低品質』とはならないので注意です。
メリット
- 価格が安価
- 着心地が良くて軽い
デメリット
- 白いTシャツは、物によって透ける
- 生地が薄い為、痛みやすい
5.0~6.4オンス(OZ)
スタンダードで、多くの人に好まれる定番の生地。
5~6オンス(OZ)のTシャツは、一般的な厚みといえます。
肉厚で耐久性があるため、実用性が高くなります。
季節を問わずに着ることができ、1枚でさらっと着こなしたいという方におすすめ。
5~6オンス(OZ)のTシャツは取り扱っている業者も多いので、オリジナルTシャツを作る際にもよく使われるTシャツです。
まったく透けないというわけではありませんので、白Tシャツは、注意が必要だと思います。
1枚でさらっと着こなしたい場合は、黒やネイビーなどの色付きの生地の方が確実です。
メリット
- 実用性が高い
- 種類が豊富
- シンプルなファッションに合う
デメリット
- 透ける可能性がある
- 価格帯がバラバラで悩むことが多い
参考までに軽くレビューします。
このHanesのTシャツを僕も持っていますが、日本人の体形に合わせて作られており、5.3オンス(OZ)でかなり調子いいです。
しかし、白Tシャツに限って言うと透けはしませんが、少し薄い生地が目立ってしまい、肌着感が出てきてしまいます。
一枚だけサラッと着こなすスタイルだと、透けるか透けないかのギリギリのラインです。
色付きだと問題なく一枚でファッションを楽しめると思います。
6.5オンス(OZ)以上
耐久性に特化した生地
6.5オンス(OZ)以上のTシャツは厚手で型崩れしにくいため、長持ちします。
とにかく耐久性重視の方や生地の厚みを感じたい方におすすめ。
普段使いはもちろん、作業着としてもご使用いただけます。
白Tシャツでも透けにくく、インナーを着用せずに1枚で着ることも可能です。
分厚い生地なので冬場の利用におすすめですが、通気性が良いポリエステル素材を選べば、夏でも着ることができます。
メリット
- かなり耐久性がある
- エイジングに期待できる
デメリット
- 夏場に着用するには暑い
- 分厚い生地、特有のごわつきがある
- 種類が少ない
Tシャツ、パーカーのオンス(oz)表記の注意点
生地の製造業者によっては、Tシャツの厚みを「ヘビーウェイト」「ライトウェイト」などと呼び分けていることがありますが、これらに明確な基準はありません。
業者によって指す厚みに違いがあるため、より正確にウェア類の厚さを知りたい場合は公式サイト等で、オンス(оz)の数値を確認することが大事です。
買い物する際の注意点は、この一つです。
しっかりとオンス(оz)を確認するようにしましょう。
実際のTシャツ、パーカーのオンス(oz)表記
では、実際のTシャツ、パーカー等のオンス(oz)の表記を見ていきましょう。
チャンピオン『T1011』Tシャツ
HEAVY WEIGHT の表記が確認できます。
実際のオンスは、7.1オンス(оz)です。
ユナイテッドアスレのTシャツ
こちらにも、HEAVY WEIGHT の表記が確認できます。
公式サイトで確認すると、実際のオンスは7.1オンス(оz)です。
プロクラブのTシャツ
HEAVY WEIGHT の表記がありますが、実際のオンスは、6.5オンス(оz)です。
ロサンゼルスアパレルのロンT
6.5OUNCEと表記されています。
スペル的には、あまり見ない珍しい表記です。
服のオンス(oz)とは?高い?厚さ?Tシャツ、パーカー表記の解説まとめ
オンス(оz)ごとの特徴やメリット、デメリットなどについてお分かりいただけたでしょうか?
オンス(оz)のまとめ
- 3~4.9オンス・・・価格重視
- 5.0オンス~6.4オンス・・・種類が豊富でバランスが良い
- 6.5オンス・・・耐久性を重視
- 洋服を買う際は、オンス(оz)の数値を確認することで、失敗を減らすことができる
ちなみにスウェットやトレーナーなどには、非常に肉厚な9~14オンス(оz)の生地が用いられます。
今後は、ぜひオンス(оz)を判断基準に入れることで、よりお買い物を楽しめると思いますよ。
より良いお買い物が出来ればいいですね!